グルメ · 城山
城山・オンピョンで何を食べるか — 海の幸を軸に
ウニのビビンバ · 夏のヤリイカ · アワビ · 水産市場
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「城山でいちばん美味しい店はどこですか」——実はこれ、いちばん答えにくい質問です。店は季節ごとに、年ごとに移り変わるからです。その一方で、変わらないものがあります。この海で獲れるものと、それを売る町の姿です。だからこのガイドでは店名を並べる代わりに、「何を食べるか」と「どこへ行って選ぶか」をまとめました。旅先で本当に役に立つのは、そちらの知識です。
済州東部で食べたいもの
城山の海の幸は、海女(ヘニョ)さんが素潜りで獲ってくるものが中心です。まず外せないのがウニ。黄金色のウニをご飯にのせたウニのビビンバと、朝の体にしみるウニのわかめスープは、この町を代表する二品です。夏に訪れるなら、旬のヤリイカ(ハンチ)をぜひ。冷たい辛味スープ仕立てのムルフェ(물회)でも、丸ごと一杯の炭火焼きでも楽しめます。アワビはお粥・釜飯・焼きと幅広く、太刀魚やサバの塩焼きは季節を問わない頼れる定番です。
値段については「観光地の相場」と心得ておくと気が楽です。高すぎるわけではありませんが、素材が素材だけに、一食は軽くありません。店ごとに価格は違うので、入る前にメニューを確かめる習慣があれば十分です。
日出峰ふもとの食堂街 — 店の選び方
城山のメインの食堂街は、日出峰のふもとに集まっています。アワビ粥、焼き魚、海鮮の定食が主力で、朝早くから開く店はウニのわかめスープのような「朝の一杯」で一日を始めさせてくれます。日出峰の朝日を見て下りてきた朝と、流れがぴったり合います。
似たような店構えが並ぶ中でどこに入るか。次の三つを見ておくと、大きくは外しません。
- 産地表示 — 主な食材の産地をはっきり掲げている店は、素材に自信のある店です。
- 地元客の割合 — 観光客だけの店より、近所のお年寄りが混じって座っている店のほうが、たいてい安心です。
- メニューの絞り込み — 二十品並べる店より、一、二品を突き詰めている店を選びましょう。
水産市場と港のまわり
店で食べるだけが正解ではありません。城山の水産市場では、その日の魚を刺身にしてテイクアウトできます。一棟貸しに泊まっているなら、これを宿に持ち帰って庭で夕食に——予約の要らない、その日いちばんのご馳走になります。市場の営業やセリの時間は日によって変わるので、事前に確認して、あまり遅くない午後のうちに立ち寄っておくと安心です。
オンピョンと周辺の村の食堂
日出峰の東側の村々——オンピョン(온평)もそのひとつ——には、観光客向けメニューを置かない小さな食堂が点在しています。看板は素朴で、メニューは韓国語のみ、現金払いを好む店もあります。そのぶん、出てくる料理は地元基準。翻訳アプリをメニューにかざして、少しの辛抱と「店の自慢を食べてみる」気持ちがあれば、どんな口コミサイトより遠くへ連れて行ってくれます。1泊2日のモデルコースの昼を一食、こういう店に充ててみると、旅の手ざわりが変わります。
買い出しは、車で行ける範囲のスーパーとコンビニで足ります。バーベキューの材料や翌朝の食料くらいは無理なく揃うので、到着日に済ませておくと、その後の日程がぐっと軽くなります。
牛島まで足を延ばすなら
食の旅をもう一日延ばしたいなら、フェリーで牛島(ウド)へ。名物はピーナッツで、アイスクリームとマッコリという島らしい形で待っています。船や島の回り方は牛島日帰りガイドに詳しくまとめました。
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